チャプレンメッセージ Message from the Chaplain
キリスト教信仰に基づいて建てられている香蘭女学校には、教会から派遣されて心の生活をわたしたちと共にしてくださる司祭がおられ、英語で「chaplainチャプレン」と呼ばれています。香蘭女学校で行われるすべては祈りに始まり祈りに終わります。一日の節目はもちろん、季節や暦の節目、行事や式日、式典、大小の会合・・・どんな時にも感謝と願いを「主イエス・キリストによって」祈ります。だれもが祈ることができ、集う人はひととき沈黙の中で祈りに耳を澄まし、神様と祈りで結ばれる者同士としてわたしたちはつながります。チャプレンはこの結びつきを束ねています。
わたしたちはさまざまな不安に揺れ動く日常を生きますが、チャプレンとの語らいに救われることを幾度も経験するでしょう。不完全なありのままの自分と向かいあい、克服する力は与えられるということに気づくでしょう。人とも自分自身とも、思いと現実が異なるところにこそ新しい出会いがあり、掛け替えないかかわりが生まれ、血肉となる学びがもたらされることを経験するでしょう。
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2023年08月01日掲載
「地の塩、世の光」 よく知られている聖書の言葉に「あなたがたは地の塩である。あなたがたは世の光である。」というマタイによる福音書5章13節以下の言葉があります。この「地の塩・世の光」という聖書箇所は...
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2023年07月01日掲載
出会いと変容 以前、始業礼拝でも触れたことがあるのですが、かつて勤めていた学校の教員採用に全盲の女性が応募してこられました。キリスト教教育を実践する中で、障がいを持つ方への理解と共生がどれほど大切かと...
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2023年06月01日掲載
キリスト教学校とボランティア キリスト教学校教育の根幹は教育を通じてのイエス・キリストとの人格的出会いにあると言えます。そしてイエス・キリストとの人格的出会いは礼拝を始めとする学校全体の教育的営みすべ...
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2023年05月01日掲載
強く、雄々しくあれ 「ヨシュア記1:1~9」を読んで イスラエル民族の出エジプトを導いたモーセが世を去ると、ヨシュアがその後継者として選ばれました。ヨシュアは若い時からモーセの従者として活躍してきまし...
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2023年04月01日掲載
「復活という希望」 復活祭(イースター)は年によって日程が変わります。春分の日(3月21日)のあとに来る最初の満月の次の日曜日とされています。早い年と遅い年では35日間も開きがあります。そして今年は4...
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