チャプレンメッセージ Message from the Chaplain
キリスト教信仰に基づいて建てられている香蘭女学校には、教会から派遣されて心の生活をわたしたちと共にしてくださる司祭がおられ、英語で「chaplainチャプレン」と呼ばれています。香蘭女学校で行われるすべては祈りに始まり祈りに終わります。一日の節目はもちろん、季節や暦の節目、行事や式日、式典、大小の会合・・・どんな時にも感謝と願いを「主イエス・キリストによって」祈ります。だれもが祈ることができ、集う人はひととき沈黙の中で祈りに耳を澄まし、神様と祈りで結ばれる者同士としてわたしたちはつながります。チャプレンはこの結びつきを束ねています。
わたしたちはさまざまな不安に揺れ動く日常を生きますが、チャプレンとの語らいに救われることを幾度も経験するでしょう。不完全なありのままの自分と向かいあい、克服する力は与えられるということに気づくでしょう。人とも自分自身とも、思いと現実が異なるところにこそ新しい出会いがあり、掛け替えないかかわりが生まれ、血肉となる学びがもたらされることを経験するでしょう。
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2022年11月01日掲載
勇敢賞 子どもの時代、家庭の経済状況が悪くて学校でも気おされて過ごしていた時期がある。小学校4年の時に出会った担任先生はそのような私に目を注ぎ、他の子どもたちの前でいじけないように注意深く配慮してく...
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2022年10月01日掲載
「ご飯はみんなで食べるもの」 つい先日私が関わりをもっている教会関係の中高生キャンプのスタッフからキャンプに関わっているスタッフたちにラインメールでボランティア急募の呼びかけが来ました。それは東京子...
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2022年09月01日掲載
我以外皆師 古代中国の思想家「孔子」の逸話を紹介します。ある日、弟子の「子夏(しか)」が先生の孔子に尋ねました。「顔回(がんかい)」の人柄はどうでしょうか。」孔子は「顔回の仁愛の心は私よりすぐれている...
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2022年08月01日掲載
「深い淵の底から」詩編130編1~2節 香蘭女学校では毎朝の礼拝のときに、生徒さんのご家族にお亡くなりになった方がおられるとその方の魂の平安と残されたご家族へ慰めが与えられることを祈っています...
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2022年07月01日掲載
灯をともして 何週間か前に、ホタル放流式があると聞いて洗足池を訪ねたことがある。日が沈む前だったので、なぜこの早い時間に放流するのか、そしてこの季節にホタルの光が見えるのか、などの疑問を持って現場に...
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