チャプレンメッセージ Message from the Chaplain
キリスト教信仰に基づいて建てられている香蘭女学校には、教会から派遣されて心の生活をわたしたちと共にしてくださる司祭がおられ、英語で「chaplainチャプレン」と呼ばれています。香蘭女学校で行われるすべては祈りに始まり祈りに終わります。一日の節目はもちろん、季節や暦の節目、行事や式日、式典、大小の会合・・・どんな時にも感謝と願いを「主イエス・キリストによって」祈ります。だれもが祈ることができ、集う人はひととき沈黙の中で祈りに耳を澄まし、神様と祈りで結ばれる者同士としてわたしたちはつながります。チャプレンはこの結びつきを束ねています。
わたしたちはさまざまな不安に揺れ動く日常を生きますが、チャプレンとの語らいに救われることを幾度も経験するでしょう。不完全なありのままの自分と向かいあい、克服する力は与えられるということに気づくでしょう。人とも自分自身とも、思いと現実が異なるところにこそ新しい出会いがあり、掛け替えないかかわりが生まれ、血肉となる学びがもたらされることを経験するでしょう。
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2018年11月01日掲載
「楽譜に書いてある通りに几帳面にやって、規則に合ったことをやって、『はい、これで終わり』というような演奏会をされたら、みんなバカバカしくなって、音楽会に来なくなる」とは、世界に名だたる指揮者小澤征爾氏...
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2018年10月03日掲載
2018年、私たち(の)香蘭女学校は創立130周年の感謝の時を迎えています。冒頭「の」の字をカッコで囲みましたのは、私たちの学びや働きの場である香蘭女学校という意味では「私たちの」となりましょうが、私...
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2018年09月01日掲載
世間では「夏休み」というものの、本当に休む間もなく「夏休み」を過ごしている人も少なくないように思えます。「とりわけ日本人は、休み下手」と言われたり、「休むことは悪であり、怠けることである」という受け取...
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2018年08月01日掲載
本来なら、毎日がそうでなければならいことですけれども、とりわけ私たちが暮らしている日本では、8月になりますと「平和」ということが強調され、マスコミをはじめ広く話題に挙げられます。また、様々な式典でのス...
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2018年07月01日掲載
多くの教会やミッションスクールの校舎の壁、(本校は未だありませんが)教室には十字架が掲げられています。今でこそキリスト教のシンボルとされ、さらにはアクセサリーとして世代を超えて人気あるものに数えられて...
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