チャプレンメッセージ Message from the Chaplain
キリスト教信仰に基づいて建てられている香蘭女学校には、教会から派遣されて心の生活をわたしたちと共にしてくださる司祭がおられ、英語で「chaplainチャプレン」と呼ばれています。香蘭女学校で行われるすべては祈りに始まり祈りに終わります。一日の節目はもちろん、季節や暦の節目、行事や式日、式典、大小の会合・・・どんな時にも感謝と願いを「主イエス・キリストによって」祈ります。だれもが祈ることができ、集う人はひととき沈黙の中で祈りに耳を澄まし、神様と祈りで結ばれる者同士としてわたしたちはつながります。チャプレンはこの結びつきを束ねています。
わたしたちはさまざまな不安に揺れ動く日常を生きますが、チャプレンとの語らいに救われることを幾度も経験するでしょう。不完全なありのままの自分と向かいあい、克服する力は与えられるということに気づくでしょう。人とも自分自身とも、思いと現実が異なるところにこそ新しい出会いがあり、掛け替えないかかわりが生まれ、血肉となる学びがもたらされることを経験するでしょう。
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2018年09月01日掲載
世間では「夏休み」というものの、本当に休む間もなく「夏休み」を過ごしている人も少なくないように思えます。「とりわけ日本人は、休み下手」と言われたり、「休むことは悪であり、怠けることである」という受け取...
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2018年08月01日掲載
本来なら、毎日がそうでなければならいことですけれども、とりわけ私たちが暮らしている日本では、8月になりますと「平和」ということが強調され、マスコミをはじめ広く話題に挙げられます。また、様々な式典でのス...
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2018年07月01日掲載
多くの教会やミッションスクールの校舎の壁、(本校は未だありませんが)教室には十字架が掲げられています。今でこそキリスト教のシンボルとされ、さらにはアクセサリーとして世代を超えて人気あるものに数えられて...
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2018年06月01日掲載
つい二か月程前、高等科三年生を送り出し、ひと月半前には新入生を迎え、その後オリエンテーション、運動会と続き、夏休みも遠い先のことではなくなりました。 6年間という時間は、計算機を使ってみますと、閏年...
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2018年05月02日掲載
小さい頃、余程のいたずらっ子だったからでしょうか、よく言われました。「普通の子は、そのようなことはしませんよ」と。大抵、馬耳東風でしたが、懐かしく思い返してみますと、そもそも「普通の子」って何だろうと...
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