チャプレンメッセージ Message from the Chaplain
キリスト教信仰に基づいて建てられている香蘭女学校には、教会から派遣されて心の生活をわたしたちと共にしてくださる司祭がおられ、英語で「chaplainチャプレン」と呼ばれています。香蘭女学校で行われるすべては祈りに始まり祈りに終わります。一日の節目はもちろん、季節や暦の節目、行事や式日、式典、大小の会合・・・どんな時にも感謝と願いを「主イエス・キリストによって」祈ります。だれもが祈ることができ、集う人はひととき沈黙の中で祈りに耳を澄まし、神様と祈りで結ばれる者同士としてわたしたちはつながります。チャプレンはこの結びつきを束ねています。
わたしたちはさまざまな不安に揺れ動く日常を生きますが、チャプレンとの語らいに救われることを幾度も経験するでしょう。不完全なありのままの自分と向かいあい、克服する力は与えられるということに気づくでしょう。人とも自分自身とも、思いと現実が異なるところにこそ新しい出会いがあり、掛け替えないかかわりが生まれ、血肉となる学びがもたらされることを経験するでしょう。
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2020年06月05日掲載
伝染病の時代を生きる ローマ・カトリック教会が、宣教のために託された権威(マタイ16:18、19)に基づいて第1代目の教皇だと認識しているペトロという人がいました。使徒聖ペトロは結婚し...
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2020年05月01日掲載
「希望」 昔、ある文芸評論家が「人間」という字を「じんかん」と読み、人間とは人と人との間に生きる関係的な存在であるということを語っていました。たしかに人間は他者との出会いと関係の中で生きていきます。特...
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成成鍾チャプレン イースター・メッセージ
父と子と聖霊のみ名によって アーメン 皆さん、イースターおめでとうございます。 イースターはイエス様の復活のことを意味する言葉です。教会は年に1回、冬が終わり春が訪れますと、イエス様がよみがえられたこ...
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2020年04月01日掲載
木からの学び “週の初めの日、朝早く、まだ暗い内に、マグダラのマリアは墓に行った。 そして、墓から石が取りのけてあるのを見た。” (ヨハネ20:1) 寒い地方の樹木は寒い冬を乗り越えるため...
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2020年03月01日掲載
「だれがいちばん偉いか」 私たち人間の罪ともいえる悲しい現実は比較することにあると言えます。なんでも比べることで優越感を持ったり劣等感を持ったりするのです。聖書の中にも弟子たちが「だれがいちばん偉い...
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