チャプレンメッセージ Message from the Chaplain
キリスト教信仰に基づいて建てられている香蘭女学校には、教会から派遣されて心の生活をわたしたちと共にしてくださる司祭がおられ、英語で「chaplainチャプレン」と呼ばれています。香蘭女学校で行われるすべては祈りに始まり祈りに終わります。一日の節目はもちろん、季節や暦の節目、行事や式日、式典、大小の会合・・・どんな時にも感謝と願いを「主イエス・キリストによって」祈ります。だれもが祈ることができ、集う人はひととき沈黙の中で祈りに耳を澄まし、神様と祈りで結ばれる者同士としてわたしたちはつながります。チャプレンはこの結びつきを束ねています。
わたしたちはさまざまな不安に揺れ動く日常を生きますが、チャプレンとの語らいに救われることを幾度も経験するでしょう。不完全なありのままの自分と向かいあい、克服する力は与えられるということに気づくでしょう。人とも自分自身とも、思いと現実が異なるところにこそ新しい出会いがあり、掛け替えないかかわりが生まれ、血肉となる学びがもたらされることを経験するでしょう。
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2016年10月01日掲載
今夏、リオデジャネイロでオリンピックが、それに引き続きパラリンピックが開催されました。その折、水泳競技を観ながら幼い頃のことを思い出しました。当時、水泳が大の苦手であり、嫌で仕方ありませんでした。洗面...
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2016年09月01日掲載
夏休みには、多くの人が海や山への旅行のために移動し、日頃持ちにくい「遊びの時」を持ちもします。一方で、「最近の子どもたちは塾やお稽古事で忙しく、外で遊ぶ時間がなくなってきた」とか、「最近は、日の暮れる...
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2016年08月01日掲載
「最近の若者は・・・」という言葉を以前からよく耳にしますし、つい言ってしまうこともあります。確かに、目に余るマナーや言葉遣いをしばしば耳目にすることもあります。だからと言って、年配者が決してそうではな...
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2016年07月01日掲載
試験前になりますと、教員室のカウンターには「夥しい数」と言ってもよい程の生徒たちが質問を持って各々の先生を目指してやってきます。昼休みといい、放課後といい、その熱心さには感心する程です。昔の自分を振り...
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