チャプレンメッセージ Message from the Chaplain
キリスト教信仰に基づいて建てられている香蘭女学校には、教会から派遣されて心の生活をわたしたちと共にしてくださる司祭がおられ、英語で「chaplainチャプレン」と呼ばれています。香蘭女学校で行われるすべては祈りに始まり祈りに終わります。一日の節目はもちろん、季節や暦の節目、行事や式日、式典、大小の会合・・・どんな時にも感謝と願いを「主イエス・キリストによって」祈ります。だれもが祈ることができ、集う人はひととき沈黙の中で祈りに耳を澄まし、神様と祈りで結ばれる者同士としてわたしたちはつながります。チャプレンはこの結びつきを束ねています。
わたしたちはさまざまな不安に揺れ動く日常を生きますが、チャプレンとの語らいに救われることを幾度も経験するでしょう。不完全なありのままの自分と向かいあい、克服する力は与えられるということに気づくでしょう。人とも自分自身とも、思いと現実が異なるところにこそ新しい出会いがあり、掛け替えないかかわりが生まれ、血肉となる学びがもたらされることを経験するでしょう。
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2017年06月01日掲載
子どもの頃、鎌倉幕府成立は「いい国作ろう、鎌倉幕府」という語呂合わせで、1192年と覚えさせられました。それは、源頼朝が征夷大将軍に任じられたのを機に、鎌倉幕府成立としたのが根拠のようです。ところが、...
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2017年05月01日掲載
新学年度が始まり、早くもひと月が経ちました。既に何十年も前になりますが、中学に入学したての頃、小学校とは大きく違うことに驚きつつ、心の中でしばしば思ったものでした。「友だちは出来るだろうか?」「(小学...
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2017年04月01日掲載
日本で四月と言えば、新学期、新年度ということで、入学式や入社式が数々行われます。「ピカピカの一年生」「新人くん」「新人さん」という言葉も聞かれ、その初々しい姿には思わず微笑んだりします。学校では、一つ...
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2017年03月01日掲載
大学入試の真最中だからかも知れませんが、「大学は知性の練磨の道場であって、学士号や免許状の取得の場に終わってしまってはいけない。大学とは知識が知恵に変えられて新しい人を創り出すところでなければならない...
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2017年02月01日掲載
リオデジャネイロで開催されたオリンピックから早いもので、半年が経とうとしています。その後も、世界レベル、日本国内における競技で、多くの記録が塗り替えられたりしている様子がマスコミを通して伝えられている...
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